20代の転職活動において多くの企業が採用する適性検査「SPI」。SPI3(Webテスティング方式)の出題傾向や構成、頻出問題のパターン、言語・非言語分野別の攻略法、時間配分のコツ、さらに無料で使えるSPI対策アプリまで、徹底的に解説します。SPIのポイントを押さえて効率よく対策し、選考突破につなげましょう。
SPI3のWebテスティングでは、自宅などインターネット環境のある場所でパソコンを使って受検します(※スマホ受検不可)。企業から指定された受検期間内であれば好きな時間・場所で受けられますが、期間を過ぎると選考対象外になるため注意しましょう。Webテストでは電卓の使用が許可されており、入力式になっています。以下がWebテストの範囲になります。


言語問題の頻出テーマと対策

熟語の成り立ち

下線部の語や熟語の意味に合致する選択肢を選ぶ問題です。二字熟語の同義語・対義語や熟語の成り立ち(漢字の組合せパターン)を問う設問が頻出です。
問題を解く際は全ての選択肢に目を通し、似た意味の紛らわしい選択肢に惑わされないよう注意します。どうしても分からないときは消去法で選択肢を絞り、残った熟語を訓読みしてみたり漢字を分解して意味を推測すると正解に近づきます。
3文の完成
文章理解(言語分野)の一種で、3つの文を最も自然な順序に並べ替えて、意味の通る文章を完成させる問題形式のことです。

文章整序(並べ替え)
バラバラに提示された文や文節を並べ替えて意味の通る文章を作る問題です。Webテスティングで高頻度に出題される傾向があります。

空欄補充

文章中の空欄に入る最適な語句を選ぶ問題です。空欄は1つとは限らず、複数語穴埋めの問題もあります。空欄前後の文章にヒントとなるキーワードや接続表現が隠れていることが多いので、前後を丁寧に読みましょう。「しかし」「つまり」「〜だが」などの前後関係から文脈を推測し、空欄に当てはまる論理的につながる言葉を選びます。空欄が複数ある場合も、一つずつ消去法で考えると解きやすくなります。
長文読解

数百字程度の文章を読み、内容に関する設問に答える問題です。SPIでは論説文や評論文(思想・社会・歴史・芸術など)からの出題が多い傾向があります。
スコアアップのポイント:SPI言語は出題範囲が比較的限定されており、頻出パターンを押さえれば短期間で得点アップが狙えます。
おすすめは、AIナビスタで1000問近くの過去問を解くと確実に実力がつきます。

非言語問題のよく出る形式と攻略法
SPI非言語分野では、中学数学レベルの数的問題から論理パズル的な問題まで幅広く出題されます。
実際に出題されたカテゴリと問題数を踏まえ、特に出題されるのが「整数の推測」と「Webテスト推論」の二つです。

よく出る単元その1:整数の推測
整数の推測のポイントは主に計算力と論理的な推理力を活用して解くタイプの問題です。

よく出る単元その2:Webテスト推論
Webテスト推論は、アのみの条件(またはイのみの条件)を使った時に問われていることが、一つに絞れるかどうかを検証する問題です。コツは、具体的に最後まで数字を出す必要がないということです。

この二つのカテゴリだけで6問近く出るので、対策は必須です。

時間配分のコツと落とし穴
SPIはとにかく時間との勝負です。限られた制限時間で大量の問題に解答しなければならず、「時間が足りなかった…」となる受検者が後を絶ちません。そこで本番で実力を出し切るための時間配分のコツと、陥りがちな落とし穴を紹介します。
SPI Webテストでは各問題に制限時間が設定され、画面下部に残り時間バーが表示されます。
一問一問に追われるプレッシャーがありますが、あらかじめ問題ごとの目安時間を決めて解く練習をしておけば落ち着いて対応できます。全問題を均等に同じ時間配分にするのではなく、問題の種類ごとにメリハリをつけるのがポイントです。例えば、集合や割合、場合の数は40秒。整数の推測やWebテスト推論などは1分20秒のようにしていくイメージです。
- 言語(語彙系問題)・・・1問 約20秒
- 言語(長文・文章整序)・・・1問 約60秒
- 非言語(数の推測やWebテスト推論)・・・1問 約60~120秒
- 非言語(上記以外)・・・1問 約30~60秒
上記はあくまで目安ですが、語句の意味や二語関係などパターン暗記で即答できる問題はできるだけ短く、長文や推論など情報整理が必要な問題に時間を多めに配分するのが合理的です。
実際のWebテストの問題を解いてみよう
単元:集合
150人の女性に普段使っている化粧品について尋ねた。その結果、P社の化粧水を使っている人が58人で、そのうち15人はQ社の化粧水も使っていた。また、Q社の化粧水を使っている人は36人だった。このとき、どちらの化粧水も使っていないひとは[ ]人である。
答え:71人
単元:損益
ある商品は定価の20%引きで売っても、仕入れ値の8%にあたる120円の利益が得られる。この商品の定価は[ ]円である。
答え:2025円
単元:割合
ある選挙で候補者Xに投票した人は全体の60%で、候補者Xに投票した女性は全体の33.3%だった。このとき、候補者Xに投票した人のうち女性は[ ]%だった(必要なときは、最後に小数点以下第2位を四捨五入すること)。
答え:55.5%